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からだの豆知識第14回 『予防の基本は免疫力!自己免疫力アップで自己防衛』

2011年10月26日

免疫とはなにか

血液の赤血球やリンパ球などの走査電子顕微鏡画像身体に有害物質が入った時に排除するようにリンパ球が指令を出してやっつけるというイメージはご存知だと思います。
風邪を引いたとき、怪我をした時この免疫システムが作動します。
我々の身体は60兆個の細胞が毎日生まれ変わっています。その中で一日に3000から5000個の正常ではない、この先ガンに変わるかもしれない異型の細胞が出来ています。

しかし簡単にはガンになりません。
ここでも免疫というすばらしいメカニズムのおかげで、これらの異型細胞はリンパ球により知らないうちに排除されています。
NK(ナチュラルキラー)細胞、キラーT細胞などの名前を聞いたことはあるでしょうか。これらの殺し屋(キラー)細胞の機能をアップすることが、異物を排除できる力につながります。

さて我々のリンパ球の免疫メカニズムは50歳から急に低下してしまうようです。寿命が延びても免疫機能を維持できなければ異型細胞を除去できずに発ガンのリスクは増えます。

高血圧、糖尿病、脂質異常症の薬のおかげで長生きできても、免疫機能強化の薬はありません。
元気で長生きしたい、リスクを避けたいと思うなら、NK細胞などが働きやすいような体内環境を作ることですね。
きのこ類、乳酸菌類、ポリフェノール類などのたっぷり入った食品を日頃から摂る事、ストレスをかけないで、よく笑い、適度な運動と休養をとって、ぐっすり眠ることです。
皆さんわかっていても忙しくて現代社会の中そうはうまくいきませんよね。そこで必要なエキスが濃縮された健康食品、サプリメントで補う事も重要です。

腸は免疫の司令塔

食べ物に付着して口から入ってくる細菌を排除し、栄養を吸収する。腸は人体の生命エネルギーの維持にかかわる重要な場所です。そのために血液中を流れるリンパ球の7割が腸に集まり免疫システムの7割が腸に集中しています。なぜなら細菌などの敵は腸から侵入しやすくガンが生じる場所もほとんど粘膜だからです。
腸管のところどころにバイエル板と呼ばれるカーブのゆるやかな所がありそこが腸管免疫の司令塔です。
T細胞、B細胞、NK細胞、マクロファージが集まっていて、侵入者が入ってくると見張り役のマクロファージが人相書きを提示して免疫反応がスタートします。有害なものとみなされると次々殺し屋細胞に指令がおくられ、排除されます。また別ルートで抗体が作られ、敵への防御反応が起こります。
大切な腸管免疫に係る免疫細胞を活性するためには腸の善玉菌を増やすことです。
食欲の秋です。腸内環境の整備にも気を配り善玉菌を増やし負けない身体作りをしましょう。

薬剤師K
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