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からだの豆知識 第18回 『ポリフェノールがアンチエイジングになる理由』

2012年4月14日

40億年以上前、メタン、アンモニアしか存在しなかった地球上、初期の生物はカビのような嫌気性のものでした。
35億年前に藍藻類が出現、光合成がはじまり、その副産物として酸素が地球上に発生しました。
酸素の発生と共に好気性菌類が誕生します。酸素を取り入れて、エネルギーに変えていく、それが我々の細胞内にもあるミトコンドリアの元であると言われています。
20億年前大気中の酸素からオゾン層が形成され紫外線から守られるようになり、陸上に生物が出現しました。

酸素呼吸する我々の体内ではミトコンドリア内でATP(アデノシン三リン酸)からエネルギーを作る時に酸素が95%処理されています。しかし漏れ出した酸素が細胞を傷つけています。またオゾン層破壊により紫外線によるダメージも深刻です。
今や我々がすべきことは酸素をコントロールすること<抗酸化>です。

さて我々の身体には漏れ出して細胞を傷つける酸素(活性酸素)を除去するSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)という酵素を持っています。若いうちは大丈夫ですが、残念ながらSODは加齢と共に失われます。酸素にすばやく結びついて除去してくれるものを外から取り入れる必要があります。

フェノールの化学構造上にあるOHが酸素にすばやく結びつきます。「ポリ」とはたくさんのと言う意味ですからOHがたくさん連なったポリフェノール類がもてはやされるわけです。

ポリフェノールは植物が作ります。日差しを浴びても人間のように日影に逃げ込むことができない植物は自らを紫外線から守るために抗酸化物質を自ら作ります。太陽をいっぱい浴びて育った植物は濃い色をしています。その色素がぶどうの紫色に代表されるポリフェノールです。
例えば、りんごやぶどうの何処にポリフェノールが含まれているのでしょうか?紫外線や害虫にさらされる皮や種に多く含まれます。黄色いウコンのクルクミンショウガオール、米ぬかのフェルラ酸、これらもポリフェノールの仲間ですが、普段の食生活で摂りにくい部分がサプリメントとして商品化されています。

にんじんやトマトの赤い色素、これらはカロテノイドと言います。これは生体膜に似た構造をしていて、やはり生体膜の表面で活性酸素を除去します。黄色い色素ルテインはとうもろこし、ほうれん草、ケール、マリーゴールドなどに含まれ特に網膜への働きが知られています。
赤い鮭やエビ蟹、これらはアスタキサンチンと言う優れた抗酸化作用のある色素を含む藻を餌にしたことで
赤い色をしています。

生命の発生の歴史からエネルギーを作って働いてくれたミトコンドリアから漏れ出た活性酸素。われわれは今植物の力、サプリメントの力を借りてコントロールしましょう。

薬剤師K
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