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薬剤師のコラム 第17回 『水虫、ニキビにも!まだまだ凄いユーカリ+キトサンのパワー』

2011年5月25日

抗菌の意味ご存知でしょうか?
今回は言葉の意味を解説します。

減菌:対象物に存在している微生物を有害無害問わずすべて死滅させるか、除去する。
(高圧滅菌、ガス滅菌、放射線滅菌)
殺菌:微生物を殺してしまうこと。対象程度を含まない概念。
消毒:対象物に存在している微生物を害のない程度まで減らすこと。
(エタノール、次亜塩素酸、ヨード)
静菌:菌の増殖を抑える作用。
(ポリフェノール、ある種の多糖類)
抗菌:殺菌と静菌を併せ持つ概念、菌の増殖を阻止する。
OJI-ユーカリ抗菌剤etc)
除菌:対象物から物理 化学的に菌を除くこと。
(フィルター除菌etc)

殺菌消毒にはエタノールや次亜塩素酸系(ハイター系)が使われます。
例えばまな板にそれらをスプレーした場合瞬間的な殺菌作用は非常に強力ですが、その殺菌作用は殺菌剤が乾燥すると失われ、10分もしないうちに菌は再び増殖しはじめます。
抗菌とは菌の増殖を押さえ込むこと。その効果が長ければ抗菌剤として有効なわけです。

エタノールや次亜塩素酸系殺菌剤とユーカリ抗菌剤の持続力比較グラフ

肉を切ったまな板を水洗いしただけでは大腸菌、黄色ブドウ球菌がすぐに増殖を始めますが、ユーカリ抗菌剤をスプレーすることで次に洗い流すまで抗菌作用が続行します。
抗菌作用持続の試験で70%エタノール他、緑茶などの天然抗菌剤と比べてユーカリ抗菌剤の作用持続はダントツで、1週間以上大腸菌、黄色ブドウ球菌をおさえこみます。

食肉を運搬する配送車でステンレス製の床を4ヶ所、生菌数測定用の標準観点培地を使ってスタンプし、37℃で2日館培養した画像

細菌だけではなくインフルエンザウイルス、白癬菌(水虫)アクネ菌(にきび)にも効果を示すことがわかりました。
ユーカリ抗菌剤は本来直接人体にスプレーするためのものではありませんが、弊社スタッフの間では直接患部にくりかえし振りかけ、ニキビ、水虫にも効果を示しております。水虫のご家族が歩き回る床にスプレーしておくことで、他のご家族への感染の被害を食い止めましょう。
こうした抗菌作用をもたらすのはフラボノイド(植物色素)の一種であるユーカリプチン、8-デスメチルユーカリプチンヒドロキシカルコンであることがわかっています。これが微生物の膜を変性させるとされています。
オーストラリアの先住民は長い間、傷薬や虫除け剤としてユーカリ精油を利用してきました。
鼻につんとくる森の香りは1.8シネオール、α-ピネンという成分で、抗菌抗ダニ作用や去痰作用をもつために花粉症やインフルエンザの季節に芳香浴、蒸気吸入で使われます。
感染予防には抗菌剤をスプレーし室内をクリーンに保つこと、蒸気浴などで上気道の粘膜を潤すことが大切です。
ユーカリ抗菌剤に配合されているキトサンの効果は、過去に何度もコラムに書いているので既にご存知だと思います。では、キトサンの微生物に対する抗菌作用についてご説明します。

キトサンはアミノ基(NH2)というプラスイオンをもっています。マイナスイオンとくっつきやすいことになりますが、おもしろいのは細菌やウイルス、などのバイキンがマイナスイオンのカルボキシル基(COOH)をもっているということです。このためキトサンのアミノ基に捕らえられて増殖できなくなります。バイキンはアミノ基とくっついてアミノ酸になります。これが凝集することでたんぱく質ができます。キトサンをサプリとして摂取した場合も、からだに害をなすバイキンがこうして異分子のたんぱく質として対外に排出されると考えられています。

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