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薬剤師のコラム 第35回 『夏バテ!?元気を補う漢方から知る生姜の力』

2012年8月18日

夏の疲れで食欲不振、ソーメンばかり食べていませんか?
ソーメンに生姜、カツオやいわしに生姜、生姜の食欲増進作用、生魚につくアニキサスへの殺菌作用があることから、この組み合わせなんですね。
冷たい飲み物ばかり飲んでいるとお腹はふくれるのに代謝が落ちてスタミナ切れなんてことに。

ドラッグストアなどで見かけるちょっと値段の高い滋養強壮のドリンクには人参、生姜など生薬成分が入っているものが多いですね。生姜は食欲増進。中から体を温め代謝免疫アップ。
人参は漢方で補剤と言って身体に足りないものを補って体力をつける処方の代表生薬です。

今回は夏バテに処方されそうな漢方を2つ紹介しましょう。

「清暑益気湯(せいしょえっきとう)」「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」
どちらにも体がだるい、気力がない、疲れやすいなどの気(元気)を補充する生薬で構成されています。
ニンジン、ソウジュツ、トウキ、オウギ、チンピ、カンゾウこれらが共通生薬です。

「清暑益気湯」はそれに加えて、体を冷やして汗を止める黄柏、五味子が入っています。また麦門冬が入ることで喉の渇きを止め、体液の消耗を防ぎます。熱がこもって疲れた、寝汗をかいて脱水をおこすなど熱中症の症状に適した漢方です。

「補中益気湯」は生姜、大棗が入っています。これらは弱った胃腸の機能をひき上げる作用があります。
柴胡、升麻が気をめぐらす働きを助けます。疲労倦怠感があり、食欲がない。夏の疲れでだらーっとした体を中から引き上げて代謝をよくし、シャキットしたい。夏バテに適した漢方といえます。

漢方薬は市販のものもありますが医師の処方が必要です。
生薬の働きを知った上で人気の金時ショウガなど手近なところからお試しください。

薬剤師K
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