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薬剤師のコラム 第39回 『食とハーブ・世界の植物を使った伝統医療』

2013年7月17日

日本メディカルハーブ協会のシンポジウムに参加して来ました。
まずはハーブと西洋野菜の栽培と健康なライフスタイルの提案をしている山本秀美先生のお話を伺いました。
「健康なものを食べなければ健康になれない。健康な食べ物は健康な土からしか育たない」
そんな考えをもとに知多半島の雑草しかなかった土地で植物が土に適応する力を信じてハーブと西洋野菜の農薬、化学肥料を使わない自然栽培を始めました。
土自体がカルシウム、リン、マグネシウムを含んだ弱アルカリ性で地中海の沿岸のようにハーブに適した土地であったこともありますが、雑草を糧に微生物や生き物の力をかりて植物本来の力による栽培方法です。

冬に生える草は霜で凍らないように土の暖房になります。春に刈り上げてころがしておくことでそれを餌に微生物が集まってきます。夏の草も大地を覆って土の乾燥を防ぎます。
土の中の微生物は、土の上の方に太陽が好きなのも、下の方に太陽が嫌いなものがいるので、それを、大型のトラクターで耕してしまうと、微生物の生態系が壊れてしまいます。
やがて、ハーブや野菜が育ちはじめるとミミズ→モグラ→ヘビ→カラス→トンビが順番に餌を求めて集まってきます。雑草しかなかった土地に新しい宇宙が生まれます。

植物は蝶や蜂の波動に反応して「蜜を運んで!」と花を咲かせます。
アブラムシが付くとハーブが香るといいます。スペアミンントなどが「アブラムシ、つかないで!」と格別な物質を出しそれが他のハーブにも伝わってアブラムシがいなくなるそうです。

枯れ草はアブラムシ、ダンゴムシ、ミミズに分解され植物が土に帰る助けをします。
土の中には何億という微生物が住んでいます。
善玉菌、悪玉菌、どちらでもなく善玉悪玉の多い方に付く日和見菌。
ちょうど我々の腸の環境と同じです。
土壌改良に貢献するのは善玉菌、有機物を腐らせたり良くない方向に作用する悪玉菌、日和見菌を善玉菌にするためにEM菌を投与する農業の方法があります。
これはEM菌を投与することにより有用な乳酸菌類を集めて培養していきます。
我々が腸の環境を整えるためにヨーグルトや天彌のようなサプリメントを摂っているのと同じです。

微生物や自然界の生き物の力を借りて健康な土壌で遺伝子組み換えをしていない固定種を栽培して行くのが山本先生のポリシーです。

改めて微生物の力を見直して健康な腸で健康な野菜やハーブを使ったお料理を楽しみたいですね。

薬剤師K
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