薬剤師のコラム 第4回 『植物療法ネットワーク in 清里』

2010年10月6日
日本ホリスティック医学協会主催の植物療法ネットワーク in 清里に参加してきました。

ハーブに興味のある方ならご存知かもしれませんが
「西の魔女が死んだ」というハーブにまつわる映画が最近公開されました。
そのロケが清里の清泉寮の敷地内で行われたので、今回のワークショップではそのロケ地を訪れ、西の魔女の国イギリスの植物療法を体験するというものでした。

ウッドハウス

私はメディカルハーブセラピストですが、アロマ関係の資格を持った方、お花屋さんなの植物に興味のある方が全国から参加されていました。

ハーブガーデン 先生方のレクチャー、ハーブガーデンでの園芸療法の体験をしました。
思い思いのハーブを摘んで寄せ植えを作り、色鮮やかな花の香りのハーモニーを楽しみました。
夜は星空を眺め焚き火でマシュマロを焼き、タンポポのお茶、ホットワインをいただきました。
翌日はメディカルハーブ、アロマ、フラワーレメディ、森林浴などグループにわかれました。
私は清里ならではの森に入るコースを選択しました。何をするかは行ってのお楽しみということでしたが、軍手とノコギリを配られ木を切り倒して柵を作れと言われました。
もちろん初体験。大多数が女性でしたが協力しあって首尾よく予想以上の出来栄えに柵ができました。
これは作業療法と言ってリハビリにつかわれる療法の一つです。
どの木を切ったらいいか考え、コミュニケーションをとることで心が開け、達成感と森林アロマの相乗効果でみんな笑顔でした。

私は普段は西洋薬を調剤する薬剤師ですが、ストレス社会がかかえる心の病気を癒す植物の力を体験できた2日間でした。
薬剤師K
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